yuriのトレード記録

FX・CFDトレードに関するブログ

読書メモ:『デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術』

 

 

認識しておくべきこと(抽象的)

  • 未来を予見することは不可能であると認識すべきである。この事実を受け入れることができれば、トレーダーは間違いなく大きく前進する。確実を追い求めることは非常に重荷だからである
  • いかに戦略が健全であり、現実的なものであっても、すべての取引で勝てはしないということである。トレーディング手法には何ら問題がなくても結果は損失ということもあり得る。ポジションをとる前に、これが「生涯にわたる」トレーディングの1つにすぎないということを確認すべきである
  • 自分の真のレベルがわかるのは相当数の取引を実行した後である
  • アプローチなり戦略なりが正しければ、自然に儲かるものである。自らの技術に集中すべきである。そうすれば、お金は後からついてくる
  • 「何(買うか、売るか、様子見か)」を「いつ」するかを知ることが成功へとつながるのである
  • 我々は「他のマーケット参加者が株価をどう感じるか」に賭けるのである。我々は、株ではなく、人間を取引するのである。十分に警戒し、事実そのものではなく、事実に対する群衆の反応に利益を得るチャンスがあるということを常に意識し続けてほしい

 

認識しておくべきこと(具体的)

  • すべての株価上昇の背景にある直接的な力は、売りを上回る買いの存在である(株価を動かすのは人間であって、事実ではないのである。トレーダーが十分に認識しなければならないことは、マーケットの本質が予想に基づくものであるということである)
  • トレーダーという 職種の人間にとって重要なのは、今現在である。マーケットを見通す際に、自分たちで消化可能な2日間から2週間の期間に時間軸を区切るということである(数週間を越える時間軸の相場観には重要性を見いだしていない。分析の時間軸が長くなるほど、その正確性は劇的に低下する)
  • 社内のトレーダーが「なぜ」と言い始めたら、そのポジションを即座に半分にさせる。それでも「なぜ」が消えない場合、残りのポジションを手仕舞わせる。戦場は戦術に疑問を持つ場所ではないからである
  • ポジションのとり方がトレーディングの8割を占めると私は確信している

 

 

熟練したトレーダーとは

  •  安定的に機能する2つか3つのトレーディング手法を繰り返し使用する
  • チャートによって、誰が嘘をついているのか、真実を述べているのか見極める能力を持っている
  • いかなる代償を支払ってでも、テクニカル分析に基づいて行動し、あらかじめ定めておいた損切の水準をきちんと守る
  • ファンダメンタルズの数値が出る前に株価が動いてしまうことを知っている(それはマーケットは、2~6ヵ月先に生じるだろうことを、大局的に予測することを試みていると言える)
  • 心の底からトレーディングを愛していると言うだろう
  • 個別の取引が適切に執行されること(待ちの時間、ポジションをとるタイミング、余資の管理、手仕舞いなど)に集中している限り、自然と勝ちはついてくることを理解している
  • 勝者にとって、マーケットは友人である。マーケットの存在意義は、彼に仕え、彼に報いることである

 

熟練したトレーダーになるためには

  • 最初に知識ありき。知識欲を利益に対する欲望に優先させなければならない。知識が最も重要であるとの認識があれば、無限の利益がついてくることはほぼ必定である
  • 確率の高い行動を追い求めることができれば、プロのトレーダーへの道は開けるだろう。確実を追い求めれば、失敗と失望と落胆に満ちた未来が待っている。確実ではなく、高い確率を模索すべきである

 

その他

  • マーケットメーカーは真のプロである。彼らのゴールは、トレーディングのすべての瞬間において彼らが取引する銘柄のスプレッド、そう、鞘をとることに尽きるのである。真のプロは小さいが確実な利益を追い求めるのである。真のプロはそれを何千回も何万回も手にするのである

 

*人生訓*

  • 前向きな認知ー「なぜ、人生はこんなに私に厳しいんだ?」と問う代わりに、「どのようにしたら、人生をよりよくできるのだろうか?それも今すぐ」と問うのである。絶望ではなく、可能性、チャンスを見るのである